“セルラーゼTP5-協和”
セルラーゼTP5-協和は、Trichoderma sp.由来の高活性化セルラーゼ・ヘミセルラーゼに、エステラーゼを配合した複合酵素製剤です。植物組織に存在するタンニン、クロロゲン酸、フェルラ酸エチル、ケイ皮酸エチル等のエステル結合を分解するエステラーゼ活性が相乗的に作用し、植物組織の崩壊及び可溶化が容易になります(特許第5978175号)。従来では有効利用が難しかった植物資源も幅広い用途で利用が可能になります。
力価:3,000 U/g (CMC)
至適pHは4.5ですが、pH3.5~6.0の範囲で実用的に作用します
至適温度は50℃ですが、30℃~60℃の範囲で実用的に作用します
※加熱失活条件については、予め入念にご検討ください。
用途
・有効成分抽出
植物細胞壁を分解することで、細胞内に含まれる様々な有効成分を抽出し、機能性食品の製造に利用できます。
・果汁清澄化
セルラーゼTP5-協和は酸性域でも良く作用するため柑橘類などの植物組織崩壊、また清澄化が可能です。
●茶葉の分解
A.セルラーゼのみ B.セルラーゼTP5-協和
●麦の分解
A.セルラーゼのみ B.セルラーゼTP5-協和C.市販品セルラーゼ D.対照区
●セロリの分解
A.対照区 / B.セルラーゼのみ / C.セルラーゼTP5-協和
【ろ過前】
【ろ過後】